Needlework Note

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2014年 10月 05日

ロシア刺繍 ものがたり ИСТОРИЯ РУССКОЙ ВЫШИВКИ

先週、ロシアから帰国した長女に貰ったお土産の刺繍本は、全ページロシア語で難解なので、日本語のロシア刺繍本を買ってみました。
日本語で出版されている本は、この本ぐらいしか見当たりませんでした。
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Book: ロシア刺繍 ものがたり ИСТОРИЯ РУССКОЙ ВЫШИВКИ
Publishing company:(株)メルスリー




A5サイズ16ページの小さくて薄い本です。
本の内容は作品集で、10作品掲載されています。
1955年版小中学生向けテキストからの選りすぐりだそうです。
見開き2ページにロシア刺繍の歴史やモチーフの意味合いなど解説文が載っています。
付録のようなA3サイズの両面カラーの作品図案付きですが、使われている刺繍糸の種類も色番もステッチの種類も何も書かれていません。作品の仕立て方も説明無しです。

この本の図案を元に自分で刺繍する場合、刺繍に詳しい人でしたら問題ないと思いますが、私のような初心者級の人は想像力豊かでないと苦労しそうです。
この本を買った最大の目的は、ロシア刺繍に使われている糸の情報でした。
どんなメーカーのどんな糸を使うのか知りたかったです。
お土産の刺繍本の写真を見ると、DMC25番刺繍糸のような糸束が載っていますが、アウトラインステッチもクロスステッチも、とても太く見えます。
Linenのカウント数にもよりますが、慣れ親しんでいるUSAやフランスのメーカーの図案では、クロスステッチ、アウトラインステッチをする場合、25番刺繍糸の6本撚りから2本を引き出して使うように指定していることが多いです。
デンマークの花糸は、そのまま1本取り。リネンのカウント数が小さい場合は2本取り。
ハンガリー刺繍のように8番糸ぐらい太い糸を使っているのかも?と色々想像するのですが。。。
疑問が解けると期待していましたが、解けませんでした。
辞書を片手に、お土産本を解読するしかなさそうです。残念。。。

by yukamikamama | 2014-10-05 23:20 | Russian embroidery | Comments(0)


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